繊細な世界

繊細なサラリーマンはマーケティングが得意。筋トレが趣味です。

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自分が繊細さん(HSP)だと気づいて

 

はじめに

自分が繊細さん(HSP)だというのに気づいたのは昨年2022年12月末のことです。

仕事で失敗して落ち込んでいるとき妻に話をしたところ「そんなことでww気にしすぎじゃない?たぶんHSPだね」という言葉が自覚の引き金でした。

HSP(Highly Sensitive Person)は感度が高い、敏感な、繊細な・・・などいわゆる気にしすぎる気質のことを言うのですが、近年はこれは後天的な性格ではなく、生まれつきの脳の機能によるものではないかという説が出てきました。「いろいろなものが気になりすぎてしまうのはもともとそういった脳のメカニズムを持っているから」という考え方が新たに提唱されたことは現代社会の繊細さんにとっては朗報です。なぜなら今まで悩んでいたことに対して「気にしないほうがいいよ!」「鈍感力!」なんて言うアドバイスをする人は自分にとっては的外れであることを胸を張って言えるからです。こういった考え方をする人は別世界の人間なんだと理解することでだいぶ気持ちが楽になった自分がいました。いくら確認しても心配がなくならない・・・他人の雑さがとても気になる・・・なんて思ったことがある人は繊細さん(HSP)の可能性があります。そんな人の参考に少しでもなれば幸いです。

 

HSPについては以下のサイトがとても分かりやすかったです。良ければ参考にしてください。

身近な人がHSPの場合の適切な対策・対処方法とは-『鈍感な世界に生きる 敏感な人たち』イルセ・サン

 

自分は繊細さんだったと分かった瞬間

発覚した経緯について、ある小さなミスがきっかけでした。私はとある大手食品メーカーでマーケティング部として商品の企画担当を行っております。自分の担当ブランドについては自社のメイン商材と比べるとまだまだ成長段階にあるブランドなのですが、最近は売り上げが伸び悩んでおりこのままでは年間目標に遠く及ばない見込みとなってしまい、1月に大型の販売企画の実施を計画しておりました。この仕事は自分で提案してほとんど誰の助けも借りず進めてきた案件で何としても成功させてやるという強い思いのもと進めていたのですが、年末の仕事納めの日に本当に小さな、とても小さなミスが発覚してしまいました。正直黙っていれば誰も気づかないミスです。でも当時の自分にとっては会社員人生のすべてが終わってしまったかのような絶望感に溢れてしまっていました。大した内容でもなかったためリカバリーも簡単に済みましたが、年末年始の心情は過去の人生で最悪。ありもしない妄想をしてはそれを振り払うというような脳内会議をずっと繰り広げておりました。。。

 

結論の出ない脳内会議

この脳内会議が繊細さんであることの自覚のきっかけでした。私は脳内会議が常に開かれている状態が普通だと思って生きてきました。脳内には円卓テーブルがあって絶えずテーマを入れ替えて議論、、、あるときは今日の食べるご飯について、あるときは女の子にモテるにはどうしたらいいかについてなど・・・これまで数々のテーマを頭の中でディスカッションをしてきましたが、同じテーマでの脳内会議を24時間以上続けられるのは繊細さん(HSP)の特徴なんだそうです。特に悪いことが起こることの妄想については誰よりもイメージを細かく作ることができます。「常に最悪の事態をイメージして生きる」なんて生きづらい生き方こそが繊細さん(HSP)の生き方なんです。

 

繊細さんは悪いこと?

きっかけがあってからすぐに本を買って読んでみました。「繊細さんの本」という本です。ここで書かれていた内容を読んで気持ちが軽くなりました。決して劣っているわけではなくむしろ優れている点もはるかにたくさんある。1冊の本がきっかけで「あ~あの時はこうすればよかったんだ」と思うことがポンポンわいてきます。誰もが忘れているような細かいシーンの記憶能力があることも繊細さんの武器なのです。

 

まとめ

繊細さんにとっては現代社会はとても生きづらいです。特に大雑把な人が周りにいると人の何倍も苦労して心が疲れ切ってしまいます。そんな方々に私の過去の経験を踏まえたビジネスマインドやライフスタイルを紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしていただけると幸いです。