大手企業と中小企業どっちが向いてるの?
繊細さんにとっては会社選びはとても重要です。自分の実力を発揮して伸び伸び活躍するか、萎縮して何もできなくなってしまうか環境がものを言います。
私が最初に中小企業と大企業で私が考えていた違いは給料面などは一旦抜きにして以下の通りでした。
中小企業
・一人当たりの業務範囲が広い
・自分の裁量で仕事ができる
・意思決定までのスピードが速い
大企業
・業務がある程度専門化されている
・意思決定に色々承認が必要
・仕事のマニュアル化が進んでいる
あくまで一例ですが、こんなところでしょうか。
ですが働いてみると実際は色々と異なることが出てくるものです。私は中小企業で働いたことはないのですが仕事の関係で様々な企業の方とやり取りしてきておりましてある程度内情についても知ることができておりましたので次で説明していきたいと思います。
大企業の働き方
大企業では仕事が分業化されているかと思いましたがそれは人事や経理など一部のスタッフ系部門だけでした。私のいたメーカーではものづくりに携わる部署(開発、マーケティング)の仕事は本当に多岐にわたっておりました。工場での生産の立ち上げから商品の企画、関係各所への連絡、原料の手配、関連する法令に違反していないかのチェックなど、、、不思議なことにやることが多いのは前社でも今の会社でも変わりません。どうも大企業では無限に発生する細々した業務はメインの部署でやってよという空気感があるように感じます。このせいで本来の仕事に集中することができません。感覚的には雑務7割、本業3割と言ったような感じでした。繊細さんは目の前の仕事にしっかり取り組み成果を出したい思う方が多いと思うのですが実際は悩殺された上自分の納得いかないまま仕事を進めることになるので忙しさによるストレス、納得がいかないことによるストレスの両方を受けることになってしまいます。更に上司がダメだと、、、想像したくもないですね。
大企業で働くなら、その会社の主幹部署ではなくそこを支える部署に行くことで本来の実力が発揮できるのではないかというのが私の持論です。希望の場所に行けるかは運次第なところもありますが、、、
中小企業での働き方
いろいろな話を聞いてみると実は中小企業の方があらゆるルールが整備されている場合があります。人事系システムや経理系のシステム一本化されているなど大企業より働きやすい環境が整備されていることも(これは本当にありがたいです)。あとは当たり前ですが大企業よりもトップの経営者の色が出てきます。大企業は数年ごとに経営者が変わったりするのでその度に企業の雰囲気が変わったりしますが、中小ではそれがほとんどありません。なので自分に合う会社なら長く働ける可能性も高いです。繊細さんは環境が1番大事なのでうまく自分に合う会社を見つけられれば大企業よりも中小の方が絶対にいいです。給料が違うのでは?ということもありますが今時は会社の給料だけに収入を絞る必要もないので別の収入の作り方に取り組むことも一つ方法としてありますのでストレスのない生き方を選んでいきたいところです。
ちなみに会社が自分に合うかどうかを判断する方法としては次の2つをチェックしてみるといいと思います。
①HPをしっかり作っているか?
②トップメッセージがお客様目線で語られているか?
HPは今のデジタル社会ではいわば顔とも言える存在です。ここを疎かにしてる会社は残念ながらあまりいいとは思えません。あとはトップメッセージです。実はこの部分は真剣にやってる人ほどお客様の目線に立ってビジョンを語っています。ありきたりなことではなく真剣なメッセージを受け取れた企業に興味を持ってみるのがいいのではないでしょうか。
まとめ
大企業、中小企業でそれぞれ繊細さんに合うポジションは存在します。いずれの場合もハズレを引くと一層ストレスを抱え込んでしまいやすいので自分のスキルアップとして我慢できるのはここまでというラインを持っておくと良いかと思います。人生の質を下げてまで会社にしがみつく必要はないので、そんな時は別の会社やお金を稼ぐ手段を探しましょう。