はじめに
マーケティング論の中で、今回は3C分析について取り上げていきます。3C分析なんて名前がついていますが、多かれ少なかれ行う調査をまとめてそれをフレームワークとしているだけのものですのでサクッと頭に入れておいてもらえるといいかと思います。
3C分析とは
3C分析とは、市場環境(customer)、自社環境(company)、競合環境(competiter)のリサーチ情報をまとめ、戦略を考えるための準備として行う分析方法になります。ほとんどの場合3C分析だけではなく、SWOT分析などと組み合わせて使用することが多いです。SWOT分析についてはまた別の記事で説明します。まずいろいろサービスや商品を考えるうえでこちらの3C分析を行っておき情報を整理していくことが基本中の基本となります。
3C分析やりかた
やり方といっても大して何か特別なことが必要というわけではありません。
前項で説明したPEST分析などで集めた情報を市場環境(customer)、自社環境(company)、競合環境(competiter)に分類して表にまとめていきます。その際、得た情報をうまくかみ砕いてわかりやすい表現に変えていくことが重要です。
3C分析の例
試しに例として冷凍食品業界の3C分析を行っていきます。冷凍食品業界は最近のコロナ禍もあって非常に伸びている業界であります。PEST分析などで市場規模や他社情報を調べ、また自社の強みなどを載せていきます。情報の調べ方としては、どんな方法でも構いません。Webで調べるもよし、専門誌を読むでもよし。出展がはっきりしているものがあればメモしておくと後々資料作る際に便利なので控えておきましょう。
※今回例として載せている企業は実在の企業とは関係ありません。
こんな感じで記載していきます。この時はできるだけ短く・わかりやすい表現で書くように心掛けていきましょう。まずはこういった表を手元に一つ持っておくことでプレゼン資料の準備などにも活用できるようになります。
まとめ
今回は3C分析について説明しました。3C分析はマーケティングの導入編ではありますが、この分析だけではなくSWOT分析と組み合わせて戦略立案をすることが一般的です。何か新商品や新サービスを検討したい!というときはこの3C分析で情報をまとめるようにしましょう。