繊細な世界

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繊細なサラリーマンの試験の思い出 ~就活の最終面接~

今週のお題「試験の思い出」

はじめに

試験の思い出というと一番思い出すのは新卒で入社した会社の最終面接でしょうか。

内容が思い出深いというわけではありません。試験会場に向かうまでにいろいろあったことが一番思い出深いです。

 

最終試験の戦略

最終面接に臨むにあたって私はとても戦略的でした。最終面接についてサイトからアクセスして枠の数を確認し、昨年の採用人数と予想通過者数から落ちる人数を予想しておりました。大体70~80%は合格するのでは?と見込んだうえで、私は最終面接開催日の初日の2枠目を取得。序盤でインパクトを残して印象に残すという作戦を決行することにしました。

 

最終面接の朝

前日までにインパクトを残すための自己PR等綿密に練り準備を行っておりました。そして当日は念には念をいれ面接の2時間前には到着するように出発。しかし・・・

 

まさかの2時間の電車遅延!!

これには震えました。ぎゅうぎゅうの車内で人事に連絡しようと試みましたが、焦りで緊急連絡先が見つからず、電車も全く進まず焦りばかりが先行して冷静ではいられませんでした。

 

ふと冷静に返った瞬間

電車でいったん赤羽駅に着いた際に乗り換えが必要とのことで新宿方面に乗り換えるべくホームに降りましたが、もう人のすし詰め状態で全く動くことができず。一度階段を下りて別のホームに行かなければならなかったのですが、とても歩けるような状態でないくらい混雑していました。私はその時には絶望のメンタルで、なんとなく周りを見渡せる高い位置の場所に出てみたのですがその時に目が不自由で困っている方がいるのに気づきました。

 

どうせなら人助けをしよう

私が観察する限りその方はどこかのホームに上がりたがっていたようなのですが、いかんせんすごい人ごみで手で持っていた杖で方向も探ることもできず困っているように見えました。私はそのとき何を思ったか「面接間に合わないかもしれないし、どうせならいいことをしよう」と思ってその方に声を掛けました。話をしてみると同じ方面に向かいたいとのことでしたのでその方の手を引きながら時間をかけてホームに向かいました。その時の自分の行動は完全に偽善でしかなかったのですが、目的の電車までその方を送り届けたときに「ありがとうとても助かりました」という一言をもらったときになんだか今まで別の世界にいたんじゃないかと思えるくらい冷静になることができました。そこから平静に戻った気持ちで面接会場に向かいました。

 

最終面接の結果

面接会場には予定開始時刻の15分遅れで到着しました。もうダメかな~なんて思いながらついてみるとそもそものその日の面接の開始時間が遅れたこと、また前の人が押しているということで私自身は遅刻だったのですが結果的には普通に面接を受けることができました。その時気持ちは冷静だったのでうまく自分を伝えることができ、内定をいただくこともできました。

その時の教訓から「いいことをすると自分に返ってくる」なんてのはほんとにあるのかなと思えるようになりました。今後も困っている人を助けるマンになっていきたいですね。