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繊細なマーケティング論④ ~SWOT分析~

はじめに

前回までの記事で事業にかかわる環境を市場環境、自社環境、競合環境に分類する3C分析について説明しました。3C分析だけでは実際のところはあまり役には立たず、次項で説明するSWOT分析と合わせて使用するのが一般的になります。今回はSWOT分析について説明していきます。

 

SWOT分析とは

SWOT分析(スウォット分析)とは、3C分析によってまとめた情報をさらにプラス要因とマイナス要因に分類して分析する手法です。

分類された各要素は、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)と呼ばれ、SWOT分析はその後の戦略を策定するために使用されるマーケティングフレームワークの一つです。

実際の作業としては3C分析から連続して行います。

 

SWOT分析の例

前回説明した3C分析を使って実際にSWOT分析を行ってみます。前回の記事では以下のように3C分析を行いました。

 

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この要素を強み、弱み、機会、脅威に分類していきます。それらの要素を書き出すと以下のようになります。競合情報などは脅威に記載し、市場環境などは機会に分類していきましょう。また自社環境の強み弱みはここでしっかり分けることが大切です。

 

SWOT分析後にやること

SWOTに分類した後に行うことは戦略の制定です。今回分類したものを使って戦略を立てていきます。戦略の立て方としては「機会に対して、〇〇する」といった戦略の立て方を行います。ほとんどの場合は自社環境に目を向け、「強みを伸ばして機会に挑む」「弱みを克服して機会に挑む」という戦略を立てることになります。

上記の図に要素を加えたのが下記の図となります。

今回のSWOT分析では主に4つの戦略が見えてきました。

・幅広い商品ラインナップの強みを活かして伸長する冷凍食品市場に挑む

・高い九州地方の売り上げをさらに強化して伸長する冷凍食品市場に挑む

・柱となる商品を開発し、伸長する冷凍食品市場に挑む

・他社に押されている関西地方に注力し、伸長する冷凍食品市場に挑む

こうやって見えてきた戦略を自社のリソースを見ながら検討していきます。ここまで戦略が具体化できてくると次にやることは比較的に見つかりやすいです。例えば地域性に目をつけるなら九州が強くて関西が弱い理由はなんなのか?地域の好みに合っていない?営業の人手不足?などディスカッションの余地が生まれてきます。また商品開発が絡むような戦略をとるなら、中長期的なリサーチが必要になることも多いので実行への時間軸と実現性で戦略の優先度をつけることも重要です

 

SWOT分析で気を付けておきたいこと

SWOT分析後に気を付けたいのは「脅威」にプロットした項目です。市場環境は安定する場合もありますが今回のコロナ禍などいきなり激変する場合があります。そうなったときにいつも市場をかき回すのは脅威にプロットされている項目です。脅威にプロットした項目については技術革新によって市場のスタンダードになることも十分にありうるので情報収集は欠かさないようにしましょう。

 

まとめ

今回はSWOT分析について説明しました。特に難しいことをやっているわけではなく書き出したことを整理してそこから見えるものを抽出するといった作業になります。とはいえこういったことを最初にやっておくと戦略を見出した時に「もっとここの調査必要だったな~」と思えたり、またPEST分析から戻って同じ分析を繰り返し、内容の質を上げていくこともできるので基本の思考法は押さえておきたいですね。