繊細な社会人の一人暮らし
私は18歳から一人暮らしだったので初配属先での引っ越しも別に珍しい話でもなく、淡々と家を選び、家賃補助の範疇で借りた中で一番よさそうな物件を選ぶことができたので心機一転頑張るぞ!という気持ちもなくはありませんでした。ですがやはり、以前の車のやり取りの影響でかなり不安は残るスタートでした。
初日から感じる異変
最初の配属先では挨拶が肝心と思ったので元気よく挨拶を心がけていきましたが、思いのほか挨拶を返してくれる人がいません。これにはかなりショックでした。まあそんな中で初日なのでオリエンテーションなどこなしておりましたが、その中でも感じた異変がありました。それは「異常に長い社長の話」です。今となってはこういう人もいるなって流せるようになりましたが、当時は初日ということもあって一生懸命聞く姿勢を作っている中で同じ話をなんども繰り返す社長の話に???が浮かんでおりました。壊れたスピーカーの相手をしているような感覚でしたので、こういったことは最初に教えてほしかったです・・・
お盆前の事件
といいながらも実際に仕事が始まってみるとそれほど苦労はなく作業自体は覚えていったと思います。最初は挨拶すら返さない冷たい人ばかりだと思っていましたが、何度か顔を合わせるうちに雑談をかわせるようにもなり職場になじみ始めたな~と思っていました。特に私はパソコン関連がよくできたので、そういった相談を受けることも多くなんとかやれていました。
事件が起きたのはお盆前でした。食品メーカーの工場では長期休みが入る前に資材をまとめて納品して休み前後をやりきるという忙しい時期があるのですが、そのタイミングで資材発注担当が飛んでしまいました。なおひどいことに資材発注担当は自分の仕事内容を誰にも共有しておらず、完全に工場の流れが止まってしまうという危機が起きました。
ピンチをチャンスに
そうしてどれぐらい大変な状況になっているかわかっていない社長からひとこと「お前パソコン詳しそうだから代わりにやってくれ」と。
これには震えました。それなりにパソコンは詳しいとはいえ、触ったこともない未知のシステム・・・とはいえ自分がやらなければほかに誰もできなさそうな雰囲気であり、何より時間がありませんでした。当時はまじめだったので自分が何とかしないと何億という損害が出てしまう。。。それはまずいとありもしない責任を感じる繊細さんそのものでした。。
結果はいったいどうなってしまうのか・・・